Do My Best! ――ぼくの生きる道――

アスペルガー症候群のノッシーが日々感じたことを徒然に

ふ久と僕――普通ってなにさ

連続テレビ小説ごちそうさん

http://www1.nhk.or.jp/gochisosan/

 

大正から昭和を舞台にした「食」がテーマのNHKドラマ「ごちそうさん

現在戦時中の章に入っています。

 

今日の回にすごく共感できるシーンがありました。ヒロイン・め以子の娘のふ久(ふく)は数学と物理が得意らしいのですが、戦時中なので学校で勉強よりも勤労奉仕を積極的にするよう言われるのですが、「なぜ学校で勉強してはいけないんですか?」「なんでみんなと同じじゃなきゃダメなんですか」と先生に口答えしてはたかれてしまいます。

 

 

 

め以子の相手役の西門悠太郎の知り合いの大学教授・竹元は、ふ久の才能に惚れこみ、才能を育てたいとめ以子に言います。め以子は当時としてはごく一般的な思想の女性で、ふ久にはちゃんと周囲に同調して学校に行ってほしいと思っているし、お国のためなのだから勤労奉仕は当然だと考えています。

 

そこで竹元が啖呵を切ります。セリフはちゃんと覚えていませんが「こういう子がどれだけ生きづらい世の中になっているのかわかっているのか貴様は!」というようなことを言います。「もっと子どものことをかんがえてやれ!」とも言いましたね。

 

ふ久は幼いころからちょっと変わっていて、め以子は手を焼いていました。いつの時代でも周囲の人間となかなか合わない人というのは必ずいます。我を通そうとするというか、素直なんですよね。

 

ぼくはふ久に共感しました。自分もアスペルガーで「いわゆる普通の人」と違ったため、小中の頃、周囲からいじめにあってきました。普通と違うからといって、叩かれたり言葉に傷ついたりする人は、世界中にたくさんいると思います。なぜ人は違いを認め合うことができないのでしょうか。

 

今日の放送はそういう問題提起になっていると思います。日本にも海外にも生きづらさを抱えている人は大勢います。ぼくは多くの人が考える普通という名のダム(幻想)を決壊させたいと考えています。ダムが決壊することで水が流れ、きれいすぎる水もちょっと濁った水も一緒になるように、お互いを認め合うことができるのではないでしょうか。

 

どう思う? ピロちゃん?

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 「ぼくもそうおもうニャ~♪」